カズレーザーと学ぶ。集まるとバカになる!?最新研究で学ぶ群れの中で賢く生きる方法
令和5年1月24日放送 日本テレビカズレーザー
<扁桃体ハイジャックの影響>
集団でいると人はバカになる⁉️
テレビ番組で紹介された『集まると人はバカになる』という言葉、いったい何を意味しているのでしょうか?その謎が解ければ、私たちの行動を客観視することができるかもしれません。細田先生によると、集団で過ごすことで、私たちの脳の一部である「扁桃体」が反応しやすくなり、理性がブレーキをかけられなくなる「扁桃体ハイジャック」という現象が起こるとのことです。
これがなぜ存在するのか、不思議でしかたありませんね。
<扁桃体ハイジャックとは?>
恐怖や不安に反応する扁桃体
人間の脳には様々な部位がありますが、中でも扁桃体は感情を司る重要な役割を果たしています。恐怖や不安などの強い感情に直結しており、私たちの行動に大きな影響を与えるのです。
そして、集団で一緒に過ごすと、扁桃体はより刺激に敏感に反応するようになります。
その結果、理性のブレーキが効かなくなり、私たちの行動が暴走することがあるというのです。
トランプ支持者の暴走とは?
例えば、テレビ報道でよく耳にするトランプ前大統領の支持者たちの襲撃事件を思い出してみましょう。彼らは連邦議会議事堂を占拠し、暴力行為まで及ぼしたと言われています。
では、なぜ彼らの理性のスイッチはオフになってしまったのでしょうか?それは、集団で行動することで彼らの扁桃体が活性化し、恐怖や不安によって主導される状況が生まれたためと考えられます。
このような事態を未然に防ぐためには、自分自身を客観視することが重要なのです。
<扁桃体ハイジャックを回避する方法>
自分を客観視して振り返る
扁桃体ハイジャックを回避するためには、自分自身を客観的に見ることが必要です。日々の出来事を振り返り、客観的な視点で分析してみましょう。
自分が集団で行動する際にどのような感情が引き起こされるのか、注意深く観察してみることがポイントです。
また、他の人の意見や意思決定に流されず、自分の意見をしっかり持つことも大切です。
これらの努力が、扁桃体ハイジャックを解く鍵になるのです。
* 人は集団でいると理性が働かなくなることがある、その原因は「扁桃体ハイジャック」という脳の反応だと言われる。
* 扁桃体は恐怖や不安に反応し、集団でいるとさらに刺激に敏感になる。
* トランプ支持者の襲撃事件は扁桃体ハイジャックの一例である。
集団での行動が理性をオフにしてしまった可能性がある。
* 扁桃体ハイジャックを回避するためには自分自身を客観視し、自分の意見を持つことが重要である。