カズレーザーと学ぶ。カズレーザーと学ぶ現代人を襲う食の危険…肥満体質を逆転させる食材▽肉アレルギー
令和5年9月5日放送 日本テレビカズレーザー 岩田絵里奈
マダニによる肉アレルギー:新たな脅威が広がる地球温暖化の進行に伴い、野生動物に付着しているマダニが生息範囲を広げ、肉アレルギーの増加につながっています。
この現象によって引き起こされる肉アレルギーは、食物アレルギーの多くが皮膚経由で起こることを示唆しています。
α-gal症候群:マダニ咬傷による異物反応マダニに噛まれることで引き起こされる肉アレルギーの一つ、α-gal症候群は、特定の糖分子であるα-galに対する免疫反応が関与しています。
牛肉や豚肉などの肉製品を摂取してきた人でも、マダニに噛まれることでマダニの唾液に含まれるα-galが体内に注入され、免疫系が異物と判断しIgE抗体を産生することで症状が引き起こされます。
α-gal症候群の症状と対処法α-gal症候群の症状は、咬傷から時間が経ってから現れるため、原因に気付 きにくい特徴があります。
しかし、マダニに噛まれた場合は、牙の一部やα-galが体内に入ることがありますので、速やかに皮膚科や外科での除去が推奨されます。
また、症状の改善には3年間マダニに噛まれないことが効果的であり、その間は牛や豚肉の摂取を避ける必要があります。
特にA型やO型の人々は、発症リスクが高いことが報告されています。
まとめ:健康への警鐘と予防の重要性マダニによる肉アレルギーは、地球温暖化や野生動物との接触増加に伴い、新たな健康リスクとして注目されています。
特に、α-gal症候群の発症メカニズムや対処法を理解し、適切な予防措置を取ることが重要です。
皮膚への注意やマダニ対策を徹底し、健康な生活を送るために心がけましょう。