カズレーザーと学ぶ。高速逆走&大渋滞…最新研究で学ぶ回避術
令和5年4月18日放送 日本テレビカズレーザー 岩田絵里奈
【藤井靖教授の分析から明らかになった、あおり運転加害者の心理】
怒りの発生は脳の仕組み|前頭前野のキャパシティーを超えている?
あおり運転加害者の心理について、明星大学の藤井靖教授が興味深い分析を行っています。彼によると、あおり運転の根底にある感情は「怒り」だそうです。
この怒りは、脳の中心にある大脳辺縁系で生じ、前頭前野の一部がコントロールを担っているといいます。
しかし、運転中という特殊な環境下では、速度や車間距離など多くの確認作業を同時に行っているため、前頭前野のキャパシティーを超えてしまうのです。
その結果、感情を抑える力が弱まり、怒りが抑えにくい状態になってしまうのです。
私たちも運転中、様々なことに気を配り怒りを抑えるのは大変なことなのですね。
感想:脳の仕組みを知ることで、あおり運転の心理が少しずつ理解できました。
運転中の多忙さや疲れが怒りに繋がることを知ると、運転時には自分だけでなく他のドライバーにも気を配る必要がありますね。
自分の感情をコントロールすることで、交通事故を防ぐことにつながるかもしれません。
匿名性の高い車内で感情が素直に出やすい
車内は、あおり運転の背景にある心理とも密接に関わっています。車内は匿名性の高い空間であり、他の人々から見られにくい環境です。
そのため、心情が素直に出やすく、気持ちが大きくなります。
我々は車内で自己主張することがあり、我慢できないことや不満が爆発してしまうこともあるのかもしれません。
ですから、車内では特に冷静さを保ちつつ、他の運転者との共存を心がけるべきなのです。
感想:あおり運転が起こる背景には、車内という匿名性の高い空間が関係しているとのことです。
私たちは車内で自分自身の感情を素直に表現しやすい環境にあることを認識する必要があります。
他のドライバーに寛容であり、自分の感情をコントロールすることで危険な事態を避けることができるでしょう。
多忙さや疲労があおり行為を誘発する?
あおり運転の中には多忙さや疲労といった要素が関わっているようです。運転中は、速度や車間距離などの確認作業を同時に行っているため、前頭前野のキャパシティーを使い果たしてしまうのです。
その結果、感情を抑える力が弱まり、怒りが抑えにくい状態になるのでしょう。
また、長時間の運転やストレスも怒りを引き起こす要因となるかもしれません。
それだけではなく、匿名性の高い車内の特性も、あおり行為を促していると考えられます。
感想:日常の多忙さや疲労があおり運転を引き起こす要因になっていることが分かりました。
自分自身が多忙で疲れている場合でも、運転中は他のドライバーへの寛容さと冷静さを保つことが重要です。
車内での感情の爆発を抑え、安全な運転環境を作りましょう。