カズレーザーと学ぶ。2時間SP 点滴でガン撲滅!?マスクで顔伸びる!?今年の生き方激変
令和5年1月10日放送 日本テレビカズレーザー
遺伝による影響 ~収入・恋愛・笑いのセンス~
最近、テレビ番組で遺伝が収入や恋愛、笑いのセンスにどのような影響を与えるのかが話題となっています。
吉村崇さんは、自身の祖父が「満州の暴れ馬」と称された人物であり、「完璧な遺伝でここまで来てる」と語っています。
この話題に興味を抱いたカズレーザーさんは、慶應義塾大学の安藤寿康教授による研究について取り上げました。
安藤教授は一卵性双生児と二卵性双生児、約1万組のデータを比較し、遺伝や環境の影響を調査しています。
性格や結婚式の日付にまで影響を与える遺伝
安藤教授の調査では、生後8カ月で離れ離れになった一卵性双生児が28歳で再会しました。
お互いの存在を知らずに育った彼らは、教師であり、結婚式の日付や流した曲も同じだったのです。
このような調査からわかったのは、性格については遺伝の影響が50%程度あるということです。
一方で、「ポジティブユーモア」として人を笑わせるタイプや「ネガティブユーモア」として人を傷つけるタイプについては、環境の影響が強いとも言われています。
遺伝と環境が相互に影響しながら性格を形成していくのです。
収入や才能にも遺伝の影響がある?
安藤教授はさらに、一卵性双生児が異なる偏差値の大学に進学した場合、収入差が出ると予測しました。
しかし、意外な結果が出たのです。
一卵性双生児同士でも、働き盛りの40代において収入差はほとんど見られなかったのです。
これには驚くばかりですが、実は一卵性双生児の脳の構造は90%以上一致していることが分かっています。
ただし、結婚相手や進学・就職先など、個々人が作り出す環境も遺伝の影響を受けると言われています。
例えば、鷲見玲奈さんは「結婚相手が父親と似てる部分が多い」と語り、遺伝の影響を感じているようです。
遺伝は私たちの人生に大きな影響を与える要素の一つと言えるでしょう。
収入や恋愛、笑いのセンスにまで及ぶその影響は、一卵性双生児の調査を通じてより明らかになってきました。
ただし、環境も同様に重要であることを忘れずに、自身の人生を大切に遺伝と環境のバランスを考えて行きましょう。