カズレーザーと学ぶ。集まるとバカになる!?最新研究で学ぶ群れの中で賢く生きる方法
令和5年1月24日放送 日本テレビカズレーザー
同期脳とは?
最近、注目されている脳の現象があります。
それは、「同期脳」と呼ばれるものです。
筑波大学の川崎真弘准教授によると、同期脳とは人間関係が円滑に進むために必要な脳の状態のことを指します。
つまり、コミュニケーションがスムーズに行われていると、脳の活動も同じリズムで同期し合うのです。
同期脳が働くと、意思の疎通や理解が深まります。
例えば、グループのメンバー同士が一致団結して取り組むと、脳の同期が促されることがわかっています。
その際、頭の中で音楽を流すと、さらに同期しやすいとされています。
実際に、落語の出囃子や学校のチャイムが同期脳を活性化させる効果があるといわれています。
同期脳が活性化すると、人間関係やチームワークなどさまざまな場面で驚くべき効果が現れることがあります。
例えば、オックスフォード大学のボート部では、共同で漕いだ後に痛みが緩和されることが実験で確かめられました。
このように、同期脳は人々が連携し合い、共通の目的を持って行動する場面で特に重要な役割を果たすのです。
同期脳を育てる方法
では、同期脳を育てるにはどうすればいいのでしょうか?一つの方法は、共通の関心を持つ活動に参加することです。
例えば、サッカーやバスケットボールのようなスポーツでは、パスワークや連携プレーを通じて目的を共有し、同期脳を鍛えることができます。
これによって、連携がスムーズに行われ、驚くべきプレーが生まれることもあります。
さらに、音楽やリズムを活用することも有効です。
例えば、チームメンバー同士でリズムを合わせる練習を行うと、脳の同期がより強まります。
また、集団でのコーラスや合奏も同期脳を育てるのに効果的です。
音楽の力は、人々が心を通わせるために欠かせないものなのです。
同期脳を育てよう!
同期脳は人間関係やチームワークを円滑にし、潜在能力を引き出すために重要な役割を果たします。
日常生活でも、ほんの些細な行動が同期脳を育むきっかけになることがあります。
例えば、仲間と一緒に音楽を楽しむ、軽いリズムで手拍子をする、チームで勝利を祝う、などです。
同期脳を育てることは、私たちがより良い人間関係を築き、より充実したチーム活動を行うためにとても重要な要素です。
ぜひ、日常生活の中で意識的に同期脳を育てる行動を取ってみてください。
きっと驚くほど素晴らしい結果が得られることでしょう。
同期脳の力を信じて、一歩踏み出してみましょう!