カズレーザーと学ぶ。記憶の正体…忘れたくない思い出残すコツ▽認知症の記憶呼び戻す
令和5年2月21日放送 日本テレビカズレーザー
オプトジェネティクスの技術は、アルツハイマー病の研究において驚異的な進歩を遂げているようです。
アルツハイマー病では物忘れが起こるものの、海馬には本来記憶が存在していることがわかっています。
しかし後期のアルツハイマーでは神経細胞の死滅や欠落が進行し、記憶へのアクセスが困難になってしまいます。
しかしオプトジェネティクスの技術を用いることで、長期的な増強を行うことができれば、脳の平常状態に戻すことができる可能性があるということです。
早期のアルツハイマーにおいては、将来的には治療が可能になるかもしれません。
このような技術の進歩は、アルツハイマー病の治療や予防において非常に希望が持てるものです。
アルツハイマーは高齢者にとって深刻な課題であり、その治療法が開発されれば多くの人々の生活を改善することができるでしょう。
ただし、オプトジェネティクスが完全な治療法となるには、さらなる研究と臨床試験が必要です。
安全性や効果に関する確証が得られるまでは、慎重な検討が必要です。
また、倫理的な側面やプライバシーの問題も考慮する必要があります。
このような新たな技術の進歩は、私たちの未来において脳と記憶の謎を解き明かす上で大きな意義を持つものです。
そして、アルツハイマー病を含む神経変性疾患の治療や予防に向けた新たな道を切り拓いてくれることを期待したいと思います。