カズレーザーと学ぶ。人生変える皮膚の新知識！乾燥肌とうつ＆モテる体臭嫌われる体臭
令和５年2月7日放送 日本テレビカズレーザー 南原清隆 斉藤慎二（ジャングルポケット） アンミカ 国本梨紗
1. 皮膚を作り直す未来が実現か？
テレビ番組で紹介された最新の技術は、私たちの皮膚を作り直す可能性を秘めています。
研究者たちは、DNAに書き込まれた情報を読み込み、働かせるためのタンパク質である転写因子に着目しています。
この転写因子を使うことで、細胞を再生させることができるのです。
さらに、鈴木教示氏の研究では、表皮細胞に幹細胞の転写因子を取り込むことで、細胞の増殖が始まったことが報告されています。
この技術の応用には様々な可能性があります。
例えば、急性肝不全の治療において、転写因子で作った肝細胞を患部に注射することで死亡率が激減したという報告もあります。
ただし、遺伝子を細胞に導入する際には、染色体の損傷やガン化のリスクもあるため、まだまだ研究が進んでいる段階と言えるでしょう。
この技術は美容分野にも応用が期待されています。
飯塚翠氏によると、皮膚本来の機能を取り戻すことができるため、薄毛治療にも効果が期待されるとのことです。
これまでにないアプローチでの治療法となり、多くの人々にとって朗報となるでしょう。
2. 電流とナノチップで治療革命を！
また、2017年の研究では、損傷した箇所にナノチップを使用し、電流を流すことで治癒するという成果が報告されました。
電流によって細胞膜の構造が変化し、そこから遺伝子を入れることができるため、ウイルスや化学物質を使わずに治療ができるという利点があります。
さらに、この技術はiPS細胞とは異なり、拒絶反応のリスクが抑えられるとされています。
これは革命的な進歩であり、臨床試験への道を開く可能性が高まっています。
3. 期待高まる実用化の時期はいつ？
研究者たちは早くも実用化の可能性を探っており、アンミカ氏はダイレクトリプログラミングが美容分野で最も早く実用化されると予想しています。
すでにチップの製造方法は「ネイチャープロトコルズ」に掲載され、大量生産も可能とされています。
また、チップの承認待ちとのことであり、臨床試験の開始に向けて前進していることが示唆されています。
私たちはこの技術の実現に期待を寄せながら、ますます進展する研究の成果を注目していく必要があります。
新たな治療法の登場は、多くの人々にとって望ましいことであり、これからの発展に期待が高まります。
