カズレーザーと学ぶ。記憶の正体…忘れたくない思い出残すコツ▽認知症の記憶呼び戻す
令和5年2月21日放送 日本テレビカズレーザー
【脳のミステリーが明らかに! ミクログリアが記憶を整理する】
記憶を食べるグリア細胞、ミクログリアの役割
驚きの事実が発覚しました!なんと、脳内に存在するグリア細胞の一種、ミクログリアが記憶を整理しているようなのです。このミクログリアは、不要な情報を伝えるシナプス(神経細胞間の接合部)を排除し、脳の神経回路を整える役割を果たしているのです。
これによって、生きる上で損と判断された記憶はミクログリアによって消去され、脳内の情報は整理されるのです。
これにより、脳は効率的に情報を処理し、よりスムーズに行動できるようになるのです。
驚くべきことに、ミクログリアの機能が低下すると自傷行為を引き起こすことがわかっています。
これは、ミクログリアによって適切に記憶が整理されず、ストレスや不快感が脳内に残ることが原因です。
ミクログリアの正しい機能は、私たちが心身の健康を保つために非常に重要な役割を果たしていることがわかります。
ミクログリアの放出による記憶の判断
ミクログリアは、ドーパミンやグルタミン酸を放出することで、シナプスの重要性を判断していることがわかりました。ドーパミンやノルアドレナリンなどの放出は、脳のシナプスにおいて特に重要な情報の伝達に関与しています。
一方で、不要な情報や不純物が混ざっている記憶には、ミクログリアからの放出が見受けられません。
脳は正確な情報を処理するため、ミクログリアによるフィルタリングが行われているのです。
新たな環境と記憶の蓄積
人はいつもと違う行動をすることで、刺激を受け、記憶力が増大することが分かりました。新たな環境では、脳は積極的に情報を蓄積しようとするのです。
これは、ミクログリアの働きとも関係が深いのかもしれません。
私たちが日常生活を送る中で、常に新たな体験を積み重ねることは、脳のマインドセット(人格の源)を整えるためにも重要なのです。
この驚愕の発見により、脳のミステリーが少しずつ明らかになってきました。
ミクログリアという存在が、我々の日常生活にどれだけ大きな影響を与えているのか、また、新たな環境での経験がなぜ記憶力を高めるのかといった疑問が生まれました。
これからの研究がますます期待されると同時に、私たちが日々の生活で大切にしていること、そして自分自身の脳がどれだけ素晴らしい働きをするかについて、改めて考えさせられるのです。
#脳科学 #ミクログリア #記憶整理