カズレーザーと学ぶ。初回放送直前!不老不死は実現するのか…?復習スペシャル
2022年10月16日放送 日本テレビカズレーザー 滝沢カレン 斉藤慎二(ジャングルポケット) 高橋祥子 小澤竹俊 渡邉正峰
2020年のノーベル化学賞は、寿命を延ばす遺伝子研究に関連したクリスパー・キャス9(CRISPR-Cas9)技術の開発者に贈られました。
ゲノム編集の進歩は、21世紀に入って急速に進んでいます。
遺伝子編集によって、受精卵の段階で遺伝子の配列を操作することができ、容姿や身体能力、病気の耐性などを自由に変えることが可能になると言われています。
一方で、遺伝子編集にはまだ分かっていない副作用もあります。
遺伝子の役割は一部分が明らかになってきていますが、まだ完全には理解されていません。
たとえば、LRPS遺伝子は骨密度や骨格を増加・強化しますが、水中での浮力が低下するという副作用があります。
このような副作用の可能性を考慮する必要があります。
2018年には中国で、遺伝子編集によってエイズへの耐性を持つ赤ちゃんが誕生し、倫理的な問題が浮上しました。
現在は、人間の受精卵の遺伝子編集には制限がかけられるようになっています。
ただし、遺伝病の治療への応用や難病の研究は今後も進められることが期待されています。
将来的には、病気がなくなる世界が実現するかもしれません。
ただし、研究や技術の進展には常に倫理的な観点を念頭に置く必要があります。